暁の寺―豊饒の海・第三巻―
三島由紀夫 / 新潮社
自分は日本人の生れ変りです――。タイの姫君は本多繁邦にそう訴え、松枝清顕と飯沼勲に関する質問にも正確に答えた。続くベナレスの旅で本多は輪廻の実相を目撃し、白い聖牛の厳かな顔に慄然とする。脳裏に甦るのは清顕の「あの言葉」。戦後、姫と再会した本多はその肌に転生の印を見究めんとするのだが……。認識と神秘の相克が招く圧巻の結末。『豊饒の海』第三巻。
引用: 新潮社
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